花音ピアノ教室ホームページ

緊張しちゃった。と口から出たことで和んだ話

こんにちは。白石和歌子です。

私、人前でピアノを弾いたり、話したりって
とっても緊張するんですよ。

小さなころから、ピアノの発表会には出ていたし
音大時代には、実技試験も何度もありました。

それから、今でも勉強会でピアノを弾くこともあるし
生徒さんの前で弾くことも何度も
ありますね。

でも、本当に人前で弾くことは緊張するんですね。
それは、長い間の本当に悩みでした。
緊張しない自分になりたい。ということが
目標になっていたところもあるかもしれません。

緊張することといえば、とても強い記憶があります。

小学校6年生の時、楽器店のピアノのグレードテストを
受けたんですね。

初めて受けるテストでした。
それほど、難しくないテストで
準備もしていたと思うんですけどね。

試験官の先生が3人座っている中で
順番に弾いていくんです。

私、待っている時、
膝に置いた手がブルブル震えているのを
見たんですね。

もう、自分でびっくりしました。
子どもながらに、こんなに震えてる。って
初めて、自分で震えているのを間近でみたようで
びっくりしたんでしょうね。

そのまま、自分の順番が来て
何を弾いているのか分からないぐらい
コントロールが全然効かずに
ボロボロになって弾けなかったですね。

緊張しすぎて、自分のコントロールが
効かないぐらい崩れてしまう。
この状態は、とても怖いことで
今までも何度も繰り返したことが
あるし、本当に悩みました。

このネタは、本当にたくさんあるのですが
最近、変化してきたかも。という出来事が
ありました。

先日、初対面の親子がレッスンに
来てくれたんです。

初対面の人の前では、
やっぱり緊張するじゃないですか。

私、テキストの中の1曲を弾いたんです。
そして、弾いた後に、「緊張しちゃった。」って
自然に口からでてきたんですね。

すると、その親子も笑って、私も笑って。
場の空気が和ごんだような気がしましたね。

お互い、初対面同士。
私、以前はなかなか初対面の人の前では
緊張していても、それを出さないように。
出さないように。していたように
思うんですよ。

それが、「緊張しちゃった。」って
軽い感じで自然に口から出てきて
それで、お互いに和ごんだ雰囲気に
なったように感じて

私、言ってもいいんだ。と
なんとなく、体感したように
思いました。
その一瞬の、ひと場面の出来事だったんですが
気持ちが軽くなったような気がして
嬉しかったですね。

今、思うと
緊張して、手が震えて
崩れてしまう自分をなんとかしないと。
みたいな意識で覆われていたと思うんですよ。

そしてこれからも、緊張することも震えることも
たくさんあると思います。

でも、その自分をなんとかしないと。で
覆われるよりも
緊張しちゃった。と、
笑い流すのは、心地がいいかも
しれない。と思った出来事でした。

私、こんな話も、以前なら絶対出来なかったと
思うんですよ。

今日は、少し勇気がいりましたね。
でも、この出来事の後の
ここちよさの方が残りましたので
お話しようと思いました。

ピアノ教室ホームページは
こちらをご覧ください
    ↓↓
花音ピアノ教室ホームページ