こんにちは。白石和歌子です。
私がピアノのレッスンをしている時に
子どもの感じている力に触れることがあります。
そんな時、楽しい。とかすごいな。と思うのですが
今日はそのことを思い出して、お話しようと思います。
ピアノのレッスンで、「自分の弾いている音を聴いてね。」は
私が時々言う言葉です。
自分で弾いている音に少し意識を向けるだけで
音色が変わる場面に
出会うことがあります。
例えば、小さな生徒さんが
「ゆうやけ」という曲を弾いた時、また
反対に対照的な
「ピクニック」という曲を弾いた時
「曲の名前が違うね。」というぐらいで
特に私が何か言わなくても
小さな子どもでも自然に
弾き方や音色が変わるのを聴くと
すごいな。と思います。
その子どもが感じているものが
音に出ているのだろうなと思います。
それから
「曲を弾き終わって、鍵盤から手をはなして
手を降ろすまで曲が続いているよ。」と
言うこともあります。
曲の余韻を生徒さんと一緒に感じたいと
思っているんですよね。
生徒さんが思うように
弾けたな。と感じている時、
弾き終わった時に
お互いに目を合わせた時、
心が通じているような
空気が流れるような気がします。
そういえば以前
お菓子を題材にした曲があり、小学生の女の子に
お話を作ってもらったことが
ありました。
曲に合わせて、場面が分かれていて
物語を聴くだけで
楽しそうな、美味しそうな物語でした。
その物語を元にピアノを弾いてもらうと
その女の子の演奏がより生き生きした
ように感じて
感心したことを思い出しました。
そんな時、子どもの感じている力はすごいな
と思うこともたくさんあります。
音楽を聴きながら
この場面が好き。とか
こんなことが、頭に浮かぶとか。
感じることを一緒に話す時間も
温かい空気が流れているようで
いい時間だなと思います。
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